多趣味な大学生の自己満足ブログです。自分の興味のある事について熱く語ります。いらしたときはコメント残していただけると嬉しいです。


by syou-hama

天売島 4

天売シリーズ、もしや飽きてきてません?
まぁ書き始めたからには続けることにします(笑)

さて三日目は晴れました。いつも通り、林道を一周して小鳥を探索することにします。
相変わらず鳥は種類少ない!

そういえばまだ島の西側の崖の方を見てません。
歩いて島を一周することにしました。当然のことながら、すっげー歩きました(^O^)/

焼尻とさらにその奥の「内地」←島民が陸のことを指して言うことば
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ここら一帯の斜面も全部ウトウの巣です。
植物帯が粒粒になってるのが分かるはず。それは巣穴がいっぱいあるからそう見えるのです。
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ウトウを観察するための遊歩道的な階段の下にも、びっしりとウトウの穴が開いています。
覗いてみると、抱卵中のウトウが見えました。
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アマツバメの巣も崖にあるようなので、非常に近くを飛んでくれます。
しかし近いからといって写真が撮れるかどうかはまた別の話(笑)。 
ハリオほどじゃないですが、やっぱシューっと音鳴りますね!
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相変わらずわんさかいるノゴマたち。この頃には大分うんざりしかけてます...
鮮やかな喉の色やその盛大なさえずりで随分目立つと思われるかもしれませんが、
こういう灌木の茂みの中で鳴かれると探すのに非常に苦労します。
喉以外は非常に地味な鳥ですし、さらにその距離感のわからぬほどの声量がまたやっかいです。
(ミソサザイを連想していただけるとお分かり頂けるかと)
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ウミウが繁殖。羽の光沢がすごい奇麗でした。
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そして下には無数のゴマフアザラシが・・・(-_-;) ここだけで100頭近く!!
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そうして無事へとへとになりながらテントサイトへ帰還しましたが、晩飯を済ませると休む間もなく今度はウトウの帰巣を見に行きます。巣までは1時間ほどの歩き・・・足が棒の様とはこのことです。
今日はウトウの帰巣の動画撮影を敢行することにしました。しかし晩飯をゆっくり食べ過ぎて、着いたころにはもう帰巣はちょうどピークの時間になっていました。急いで撮影開始です!!



フルハイビジョンで撮影しているので、本来はもっとこの数倍奇麗な画質なんですがねー。
でもまぁまぁ伝わるかな?? でもやっぱむりだろうな。
とりあえず、一生に一度は見ておく光景だと思うので是非現地へ!

夜は巣の近くの海鳥観察小屋なるもので過ごし、飛び立ちも見ることにしました。
昼間に撮った海鳥観察小屋。とてもきれいな小屋で気持ちがいいです。
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結局寒さで眠れず夜2時ごろに外へ出てみると、もう飛び立ちがはじまっているようです。
2時半ごろがピークな感じで、3時半ごろまで続きます。でも暗くてよくわからない!!
だって空はまだ夜です。真上には今まで見たことが無いほどの美しい星空が広がっています。
流れ星がさらさらと流れる中、頭上を飛び立つウトウのシルエットがちらほら見えるのです。
バックミュージックにはノゴマのさえずりと、オオジシギのディスプレイ音が鳴り響きます。
今これを書いているだけで鳥肌が立って来ました。
想像してみてください。この瞬間を、間違いなく今自分だけが独り占めしているのです。

3時半ころにもなると、日は出ていないものの大分海は明るくなってきます。
そうなるとウトウの飛び立ちも終わりです。
すると・・・そこはウトウ達の世界から同じく近くで繁殖しているウ・カモメ類の世界へと一変します。
しかし目の前の光景は何も特別なものではなく、この壮大なドラマがこの島では毎晩毎晩繰り返されているのです。
そんなことは分かっているはずなのに、この事実には本当に驚かされました。
その時頭に浮かんできたのは、ジブリの「もののけひめ」でした。
シシ神が夜になるとデイダラボッチへ姿を変える、あの瞬間です。
この地球において、夜と昼間では全く違う世界が広がっているのだ、ということを知った今、僕はシシ神はこの自然そのものなんだと思いました。
天売は本物の「自然」を身をもって体感できる素晴らしい場所です。
とはいえ、これはガイドの話を聞くのに余念のないツアーの方々には一生分からないことです。
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by syou-hama | 2012-06-24 00:12 |